民主主義という仕組み


民主主義というのは、制度による思想、手続きに基づく思想である。
この点が理解しにくいところである。
我々は、一般に、言葉や観念によって思想を表現し、あるいは理解しようとする。
しかし、民主主義というのは、制度や仕組みによって表現される思想なのである。
故に、制度や組織、手続きの持つ意味や働きが理解できないと民主主義の真の意味が理解できない。

例えば、権威と言うと通常は、何か具体的な事、あるいは、現実的な対象によって理解しようとする。
しかし、民主主義は、イベントや制度、象徴の働きによって具現化される。
つまり、形式であり、正統性は手続きによって保証されるのである。

よく、民主主義は、話し合う事だとか、民意を反映した体制とか、国民が主権を持ったなんて表現しようとするが、時として、反権威主義や反権力主義的な解釈に陥り、既成の権威を認めない事が民主主義だと思い込み、教え込まれてしまう事がある。

民主主義においても権威や体制は、重要な働きをしている。
権威や体制を無条件に否定するのは、無政府主義であって、民主主義とは相いれない思想である。

民主主義は、権威や権力の持つ弊害を理解したうえで、その弊害を制度的に除くことによって国民主権と権力による統制を両立させようとする思想なのである。
だから、どうしても制度的に表現せざるを得なくなる。

民主主義というのは、一種の仕組みなのである。

民主主義は形式主義でもある。民主主義という形が重要なのである。
形式主義を封建主義や懐古主義みたいなことに結び付けて根拠なく否定するものがいるが、形式主義が形骸化するのは、形式が本来の役割、働きをしなくなるからで、形式をただの形式にしてしまうものが悪いのである。

民主主義という形式には、民主主義的な働きがなければならないのである。
だから、民主主義においては、国旗や国歌と言った象徴や儀式や式典、典礼といった形式が必要とされるのである。




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形式主義

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