今年一番びっくりした事


今年一番びっくりした事は、SMAPの事です。
吃驚したと言っても、SMAPが解散するとか、しないとかの事ではありません。SMAPの事が国会で取り上げられた事に対して吃驚したのです。
今年は、年明け早々、株の世界的な暴落が続き、中国経済の先行きに不安が持たれています。原油価格は、歴史的な暴落をしている。サウジとイランとは国交断絶し、北朝鮮は、水爆の実験を強行し、朝鮮半島は、一触即発の危機にあります。世界中では毎日のようにテロが横行している。又、気候の変化は、世界中でいろいろな災害を引き起こしているというのに、日本の国会では、SMAPの解散が問題となるのですか。
ここ数日テレビでもSMAPの話題で持ちきり、古舘伊知郎は、SMAPは日本のインフラだとまで言ってました。
これが今の日本の政治家の意識、感覚であり、マスコミです。

我々は覚悟すべき時が来たのだと私は思います。
歴史は大きな分岐点を迎えています。ハッキリと変わったといえます。

正月の番組で、明治産業維新の偉人で住友の広瀬宰平のドラマをやっていました。広瀬宰平は、「百年先の日本のために」と事業をしてきました。はげ山になった別子銅山を百年先の日本のためにと植林を続け今は、鬱蒼とした森林を取り戻しました。そして、今でも、広瀬の志を引き継いだ住友の人々は、百年先の日本を考えて植林をしています。

愛国心というのは心です。思想信条ではない。子が親をしたい、親が子を気遣うような自然の情です。
日本人は、愛国心などと言うと国粋主義者、民族主義者、国家主義者かのごとく決めつけますが、よその国では、社会主義者にも、共産主義者にも、無政府主義者にも、自由主義者にも愛国心は問われます。反体制を言うなせ、なおさらの事、愛国心が問われます。なぜなら、反体制を標榜する物に愛国心がなければ単なる叛逆、反抗しているのに過ぎなくなるからです。体制に逆らうのならば、何のために、誰のために逆らっているのか、それが問われるからです。

戦争が終わってから七十年以上たちます。
今日の日本の繁栄は、この国のために犠牲となった人々の上に成り立っているのです。

私は、以前、アメリカ人に言いました。
あなた方は歴史歴史と言うけれど、たった一発の爆弾で二十万人の無辜の民の命が奪われた。そのことに対して一言の抗議も日本人には許されていない。

我々は、その思い、その無念を忘れてはならない。

我々は、百年先の日本のために心を一つにしてこの難局を乗り越えるべき時なのです。




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