ただ一途に


今、世界は大乱の兆しがあります。ただ日本だけが安眠を貪っています。
我々は一見、平和で豊かな生活を送っています。しかし、それは偽りの平和です。
安心して豊かな生活がおくれるのは、誰のお陰か、今の日本人は忘れようとしています。
終戦記念日が近づくと俺は何をしているのかと思わずにはいられません。
暗闘ですね。将に暗闘。人から見れば愚かで意味のないことかもしれません。
見て見ぬふりをすればいいのです。己、一人の力なんてどれ程の力があるというのでしょうか。今の日本なんて命を懸けて守る価値もない。そう思われているのでしょう。
でも私は日本男児です。一人の日本人として、一人で戦うしかないのです。
そんな私の心情を、親父たちはわかってくれました。
だから、今もこうして生きていられるのでしょう。
自(みずか)ら反(かえり)みて縮(なお)からずば、褐寛博(かつかんぱく)と雖も吾惴(おそれ)れざらんや。自(みずか)ら反(かえり)みて縮(なお)ければ、千万人と雖も吾往かん。
顧みて、自分に非があれば、どんなに賤しい(いやしい)、とるに足らない人間でも恐懼(きょうく)するが、顧みて自分が正しいという確信があれば、例え、この世の中全てを敵にまわしたとし、ただ一人になっても突き進む。

今の日本人にとってこの国は命を懸けて守るほどの価値ない国なのかもしれません。俺のような人間とるに足らない人間としか映らないのかもしれません。
でも、私にとってはこの国は、掛け替えのない国、命を懸けても守るべき国なのです。
表面に現れないところでこの国を守るために死闘を繰り返している者はいるのです。

天に愧じず。

誰も守ろうとしない国は、守り切れるものではありません。ただ、自分は日本人です。血の一滴まで日本人です。私たちのために、犠牲になった人々の志を、次の世代に引き継いでいくのは、自分の使命だと考えています。馬鹿な奴と思われるでしょうが…。

日本人なら恥を知るべきです。人として通すべき筋を忘れたら人でなしです。
道が廃れればこの世は闇です。

統計データを眺めているとうっすらと神の御意志が浮かんできます。
人は、かぎりある世界に住んでいます。限りある命、資源の中でいかに有意義に生きていけるか。
生き甲斐は、限りある人生の中でいかに最善を尽くすべきかで定まると思うのです。
今、自分が何をなすべきかを見極める事です。
限界をわきまえずに過大な事を望んだり、自分の欲望や利益のみを優先して、公の利益を蔑ろにした時、破滅的な争いがおこり、人類は悲惨な状態に陥る。
部分は全体のために、全体は部分のために働いた時、全体と部分は調和する。
神は、自らを助ける者を助ける。自分の限界をわきまえず自制できない者は破滅への道をたどる。
人が信義、道義を失い、また、助け合い分かち合う事を忘れたら、相争い奪い合う事しか残されません。そうなれば戦争でしか決着がつられなくなります。
ただ次の大戦は、これまでの大戦と違い、核兵器や生物化学兵器といった最終兵器が存在するという事です。全人類の利益を忘れた時、人類は破滅の道をたどる事になる。

それだけは何としても防がなければなりません。
ただ一途に、ただ一途にこの国の事を思う。
嗚呼、山に伏し、海に眠る英霊達よ我が祈りを聞け。力を貸してほしい。
日本人は、自分たちの置かれている状況を直視しようとしません。
しかし、どんな現実であろうと現実を直視できなければ道は拓けないのです。
日本人が思っているほど世界は平和ではありません。
今の若者たちにすれば私の志なんて戯言かもしれません。日本なんてとるに足らない国にかもしれません。
でも、私は血の一滴まで日本男児なのです。                   




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