自分ってなあに


この世


あなた中心に、この世は回る。
私中心に、この世は回る。
自分中心にこの世は回る。

他人がどうなってもいいなんて、私はいってませんよ。
自己中心というと、すぐに、他人は、どうなってもかまわないんだという人がいる。
そんなことを、私はいっていません。
ただ、この世は、自己中心に回っているといっているだけです。

あなたが中心の世界だから、あなたは、自分の世界に、責任を持たなければならない。
あなたの世界に、諍いが持ち込まれたら、あなたが、解決しなければならない。
あなたの世界が破滅しそうになったら、あなたは、救わなければならない。
あなたが中心の世界というのは、そういう意味。

自己中心と割り切るから、嘘をつけない。
なぜなら、人はごまかせても、自分はごまかせないから。

あなたが、知らない世界は、ないも同じ。
あなたが、知らない事は、ないに等しい。
あなたが、会った事も、聞いたこともない人は、いないも同じ。

自分にとってこの世とは、自分と関わりのある世界。
遠い星のどこかに、私たちの知らない世界があったとしても。
それは、今の私にとって、今のあなたにとってない世界。

部屋の中に引きこもっている人は、その部屋だけが世界の全て

遠くに行った友達が、知らないところで、死んだとしても、死んだことを知らされていなければ、私にとっても、あなたとっても、その友は、今でも生きている。
この世とはそういう世界。

あの世が、あるとしても、僕らが知ることができないなら、それはない世界。
だから、この世のことを考えよう。
この世の事を、学べば、学ぶほど、知れば、知るほど、住む世界が広くなる。
生きる世界が広くなる。
だから、学ぼう。見聞を広めよう。
住む世界を、生きる世界を狭くしているのは、あなた。

この世を住みにくくしているのは、あなた。
この世を住みやすくするのも、あなた。

あなたが見る世界、あなたが聞く世界、それがこの世です。






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