想い


存在の不思議


君の存在が不思議なんだ。
二十年前は、
僕と君は、出逢っていなかった。
だから、僕は、君がいることすら知らなかった。
でも今は、
君が、一緒にいないことが
不思議でたまらない。

君の存在が不思議なんだ。
十年前は、
君はこの世には居なかった。
だから、君がここにいること自体不思議だ。
でも、今は、
君がここにいないことが不思議なんだ。

出逢う事。
生まれる事。
別れる事。
死ぬ事。
その不思議さは、
知る事、認める事なのかもしれない。
そして、そこから、
時間が始まる。
感情が生まれる。
命が宿る。
そして、心が震える。
出逢う喜びと、
別れる哀しさ。

出逢う前は、平気だったのに、
今は、怖い。
でも、それは、生きる喜びを知ったから。






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