想い


笹船

一瞬の煌(きら)めきを残して河は流れていく。
厚く垂れ込めた雲が俺を憂鬱(ゆううつ)にする。
でもいつか風は、また、吹くだろう。
風が吹けば、また、青空が戻る。
嗚呼そうだ厚い雲に遮られているが、
空の青さには変わりはないのだ。
河にそっと笹舟を浮かべてみた。
笹舟は、ゆっくりと川を下ていく。
なぜと問うのはやめよう。
ただ、時が流れているだけから。
この迷いも、過ぎゆく一つの過程。
笹船。






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