想い


光と影

陰と陽。光と影。美と醜。
かつて、人は美しい物ばかり描こうとしてきた。
今は、逆に醜いものばかりが真実、現実だという。
綺麗事だと何も信じはしない。
しかし、絶対的な美も絶対的な醜もありはしない。
自分の思いだけがそうさせていてるのだ。
意識の所産は相対的なものにすぎない。
醜い物があって美しい物がある。
美しい物があって、醜い物があるのに過ぎない。
全てが美しければ、醜い物はなくなり、
全てが醜いというなら、美しい物など何一つありはしない。
上があって下がある。
下があって上がある。
陰と陽。陰が悪くて、陽がいいのではない。
光あれば影が生じる。
生まれて、また、死んでいく。
枯葉の間から芽が育つのである。
人は、皆、弱くもあり、強くもある。
絶対的な善も絶対的な悪もありはしない。
あるのは神の存在だけだ。
神は無分別なのである。
このトンネルを抜けたら、どこへ行こう。
このトンネルはどこに通じているのだろう。
この闇の果てに・・・。






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