想い

悲しみの果てに



悲しみの果てに何が残るというのでしょう。
私はこうして生きているというのに。

人は今しか見ようとしない。
しかし、今は過去から未来への線上にある。
生きている事の道程あって、
栄光も惨めさも通過点に過ぎないというのに・・。
過去は記憶の底に埋没し、未来は深い霧に包まれている。
足下ばかりを見ていたら、
何も見えてこないというのに、
人は今にしか生きようとしない。
時の流れに置き去りにされてしまう。
若い時は、若さを理由にして、
老い衰えても今しか見ようとしない。

悲しみの果てに何が残るというのだろう。
私はこうして生きているというのに。



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